2014年大学祭の折り紙サークル展示にてオセアニア特集用に創作した作品。
カモノハシはどことなくデブっとした体形、のんびりとした動きをする印象があるが、水中では体を伸ばして素早く泳ぐことができる。この作品では、後者のイメージで造形を行った。
当時、おりがみ新世代のお題板が「座布団小鳥の基本形(座布団の基本形から折り始める小鳥の基本形のこと)」で盛り上がっており、そこへの投稿を意識して創作したため、座布団小鳥ベースの構造になっている。くちばしをインサイドアウトしているように見えるが、実はインサイドアウトしているのは胴体側。白おもてで一度折りたたんだ後(下記展開図左側)、中に入っている色面を表に折り返すことで胴体の色が出てくる(展開図右側)という少し珍しい構造をしている。

講習・折図発表

2015年JOAS東京コンベンションにて講習